奇跡の復刻 パート1

Fritz Hansen/フリッツ ハンセンの名作チェアーの中でも、
ヴィンテージ市場で常に人気を維持していた、
Grand Prix(グランプリ チェア)ウッドレッグが奇跡の復刻!

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グランプリチェアはデンマークに行くたびに、
買い付けるか否かを常に迷うチェアの1脚です。
でも、本国でもかなりの高値・・・。
買い付けて日本で販売となると、さらに高額に・・・。
状態の良いものは、さらにさらに高額に・・・。

チェアは安心して座れるのが当たり前だし、
フリッツハンセンのプライウッドのチェアの良さって
セブンチェアにしろ、アントチェアにしろ
本物だけが持つ、シェルのしなりなんですよね。

古いもので状態の良くないものは、
そこがかなり心配なんです。
ただ座るのは出来ても、背もたれに体重を預けた時に
ミシミシっていう音がでるとやっぱり不安になります。

そんなこんなで、今までがまんをしてきましたが、
2014年にようやく復刻しました!

当時に比べて合板技術、プライウッドの質、
脚の強度は安心して使えるし、
何より価格が素晴らしいです。

ヴィンテージ市場では、数十万の値段がつくものが
復刻で、¥75,000(税別)!
安くはないけど、頑張った価格設定にしてくれたと思います。

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ウッドレッグの構造を見ると、ホント手間がかかってます。
改めて、アルネ・ヤコブセンってすごいなぁと感心させられます。
デザインする側から考えると、木脚って強度が気になると思うんです。
体重を支える重要な部分ですからね。
強度だけを意識すると、太く頑丈な脚に当然なります。
当たり前のことですが、そこをどういう風に工夫するかが重要だと思うんです。

使うことを考えれば、軽さが重要なんですよね。
実際の重量も、見た目の軽さもどちらも。
グランプリチェアのウッドレッグには随所に工夫が見られます。
しっかりと重ねて成型された、プライウッドの脚を強度を確保しつつ削っていく
細かなデザインは、メーカーの技術力に裏付けされたものだと思います。

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直線的なグランプリのシェルが柔らかく感じる、
このバランス感はやっぱりすごいと思います。
勝手に想像するんですが、セブンチェアにウッドレッグがあったらどうなんだろうと・・・。
なんだか、ヤコブセンっぽくないんですよね。
ナチュラル過ぎるというか、他の家具との組み合わせや空間がイメージしにくいんですよね。
やっぱり、ウッドレッグの直線的ラインのシェルとウッドレッグの
組み合わせがすごくバランスがとれていると思います。

どんな空間にも合わせやすい、絶妙なバランスのチェアだと思います。

Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン) / GRAND PRIX (グランプリチェア)
ウッドレッグ・ナチュラル

スタッフ:シャチョウ

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TakagiTomohito

CONNECTの代表・高木智仁です。 普段は北欧に買い付けに行ったり、モノづくりの現場にお邪魔したりしております。最近は北欧のインテリアを通じて、空家の利活用や地域振興 にチャレンジしております!! 北欧のインテリアや北欧の暮らしがもっと広まるように、あれやこれや発信しております。

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