ダイニングテーブルを「仕上げ」で選ぶ①オイル仕上げ・ソープ仕上げの違い

こんにちは。スタッフのイズミです。
皆さんはダイニングテーブルを選ぶとき、どんな点をチェックしますか?

ダイニングテーブルを選ぶポイントは、サイズやデザインだけではありません。理想の生活スタイルは?メンテナンスはどうすればいい?仕上げ方によって向き不向きはあるの?その3点を考えてから購入すれば、使い始めてから「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔しなくて済みます。

家具の使い心地を考えるうえで、「仕上げ(塗装)」は大切なポイントです。ソープ仕上げ・オイル仕上げ・ラッカー仕上げ(塗装)・ウレタン塗装・・・CONNECTで扱うテーブルの仕上げはこのあたりです。それぞれの仕上げ方によって、メリット・デメリットがあります。

今回は、「仕上げ(塗装)」による違いから、ダイニングテーブルを選ぶポイントを見ていきたいと思います。まずはオイル仕上げ・ソープ仕上げを見ていきましょう。

 

ソープ仕上げ・オイル仕上げとは?

・ソープ仕上げの特徴

ソープ仕上げは、サラッとした触り心地が特徴。木肌の色・質感そのままを楽しめます。ビーチ材などの白っぽい木肌が好きな方にはソープ仕上げのダイニングテーブルがオススメです。経年により落ち着いた色味に変化します。ただし、オイル仕上げよりも染みや汚れが目立ちやすいのが難点です。

CONNECTで買えるソープ仕上げのダイニングテーブルは、PPモブラーのダイニングテーブルです。

 

PP Mobler(PPモブラー) PP85 クロスレッグドテーブル / アッシュ材・ソープフィニッシュ

 

・オイル仕上げの特徴

オイル仕上げは、少ししっとりとした触り心地になります。オイルを染み込ませるので、落ち着いた濃い色目になり、経年変化を楽しめます。ソープ仕上げに比べると汚れが目立ちにくいです

CONNECTで扱っているオイル仕上げのダイニングテーブルは、カールハンセンのダイニングテーブルです。


CARL HANSEN&SON (カールハンセン&サン) CH006 / ダイニングテーブル オーク材・オイルフィニッシュ

CARL HANSEN&SON (カールハンセン&サン) / ダイニングテーブル一覧

 

オイル仕上げ・ソープ仕上げ共通の特徴

・木の自然な風合いを楽しめる

ソープ仕上げとオイル仕上げは、どちらも木材本来の質感を活かす仕上げ方です。オイルやソープ(石鹸)を塗り込むことで、木材本来の自然な風合いを残しながら、汚れや水分から木材を守ります。

DIYが一般的な北欧ではポピュラーな仕上げ方で、日本でも無垢や一枚板のテーブルなどに使われることがあります。「自然の風合いを大事にしたい」「自分でお手入れしながら長く使っていきたい」という方にはおすすめの仕上げ方なのです。

・経年変化を楽しめる

ソープ仕上げ、オイル仕上げの家具は、使っていくうちに味わいのある雰囲気に変化していきます。いわゆる「経年変化」と言われるもので、きちんとお手入れすることで色味が変化したりツヤが出てきたりします。

つまり、ソープ仕上げ、オイル仕上げの家具には、経年変化で家具を「育てる」楽しみがあるのです。これは新品の家具や、ウレタン塗装などには無いものです。

・化学薬品を使わない

ソープ仕上げとオイル仕上げでは、工業的に使われるような化学薬品は使いません。ソープ仕上げでは普通の石鹸、オイル仕上げでは乾性油(亜麻仁油・クルミ油など)や天然ワックス、家具用専用オイルなど、天然由来の安全なものを使います。
だから、子供のいる家庭でも安心して使えますし、メンテナンスも安全に行えます。

 

 
CH006 オーク材・オイル仕上げ

 

オイル仕上げ・ソープ仕上げのダイニングテーブルを使う際の注意点

・傷がつきやすく、水や熱に弱い

どちらもウレタン塗装に比べ傷がつきやすく、水や熱に弱い面もあります。濡れたものや熱いものを直に置くと、輪染みができたり表面が毛羽立ったりする可能性があります。

ですが、こういう時こそ「自分でメンテナンス」してあげられるのが強みです。このような時は、オイルやソープを塗り直したりサンドペーパーをかけたりすることで綺麗にすることができます。

・定期的なメンテナンスが必要

ソープ仕上げとオイル仕上げの家具は、どうしても定期的なメンテナンスが必要です。使っているうちに表面の油分が取れてしまい、色ツヤの落ちや乾燥の原因になってしまうからです。ソープ仕上げで年に数回、オイル仕上げで年1・2回を目安に塗りなおしてあげると効果が持続します。(水拭きの回数が多めの方は、ソープやオイルが取れやすいので、メンテナンスの回数を少し増やしてあげてください)

 

自分で家具を育てたい人におすすめの仕上げ方です

ソープ仕上げやオイル仕上げは、伝統的な家具の仕上げとして使われてきました。傷や汚れがつきやすく、熱や水など気をつけなければいけない面もありますが、木材の手触りが残り、経年変化を楽しめて、メンテナンスも自分で出来るなど「自分で家具を育てたい」という方に向いています。

ソープ仕上げやオイル仕上げは、北欧のチェアにもよく見られる仕上げ方で(Yチェアなど)、相性が良く、お互いの雰囲気を引き立ててくれる良さもありますね。

オイル仕上げとソープ仕上げダイニングテーブルの楽しみ方

・自分たちで補修できることをメリットと考える

定期的なメンテナンスというと、普段家具をお手入れする習慣のない私たちには、敷居が高く感じるかもしれません。ですが方法自体は難しいものではなく、慣れてしまえば「自分たちで何とかできる」のはメリットになります。業者さんに頼む手間や費用もありませんし、家具への愛着もわいてきます。

「子供がいて傷がつきやすいから、あえてメンテナンスのできるオイル仕上げを選ぶ」という選択もできます。お手入れをしながら大事に家具を使っていけるなんて、とても素敵なことではないでしょうか。

・テーブルコーディネートを楽しむ

テーブルクロスやランチョンマット、コースターなどを使うようにすると、汚れや傷がつきにくくなります。実際、北欧の家庭では可愛いファブリックがたくさん使われています。いっそ「テーブルコーディネートを楽しむ!」くらいの気持ちでいると良いかもしれませんね。

・大らかな気持ちで使う

長い間使う家具は、ずっと「新品」のままではいられません。使い込んだ経年変化の美しさを味わうには、オイル仕上げやソープ仕上げの家具を選ぶことが大切です。「傷も家族の歴史」と大らかな気持ちで使ってあげるといいのではないでしょうか。

 

まとめ

今回はソープ仕上げ・オイル仕上げの特徴について見てきました。
最後に、共通のメリット・デメリットをまとめてみます。

メリット
・木材本来の自然な風合いを楽しめる
・経年変化を楽しめる
・お手入れ(メンテナンス)が自分で出来る

デメリット
・傷がつきやすく、水や熱に弱い
・水ジミができやすいので、マットなどを敷く必要がある
・年に数回の定期的なメンテナンスが必要

 

次回はラッカー仕上げ・ウレタン塗装についてご紹介したいと思います。仕上げ方の違いを知って、自分にあったダイニングテーブルを選んでくださいね。

 

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こんにちは。ライフスタイルショップ「CONNECT(コネクト)」です。北欧のブランド(ルイスポールセン・フリッツハンセンなど)を中心に照明・家具・ヴィンテージ家具やインテリア雑貨をセレクトし、販売しています。 また、インテリアから考えるお家づくりも手がけています。

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