音楽が聞こえる生地⁉ヨハンナ・グリクセンのフィンランド伝統織りの魅力

こんにちは、「1つ買うとまた買ってしまう」と噂のヨハンナ・グリクセンのテキスタイルが気になるスタッフのイトウです。

ヨハンナ・グリクセンを代表するテキスタイル“ノルマンディコレクション”を見られたお客様は 「畳のフチに良いね」「着物にも似合いそう」「着物の帯にしても良いのでは?」と
みなさん日本独自のファッションや暮らしの風景を思い浮かべられることが多いです。

▲ノルマンディコレクションは左からドリス、ネレウス、ヘリオス、ティトナス、イオスの5つのパターンがあります。

しかし、フィンランドでデザインされたヨハンナ・グリクセンのテキスタイルが、日本の風景にもスッと似合ってしまうのは不思議なことです。
その理由を考えてみると、ヨハンナ・グリクセンのノルマンディコレクションが懐かしく、馴染みやすく、感じる秘密は“伝統織り”の技術に隠されていました。
シンプルで美しい見た目と、長く使える丈夫さを兼ね備えたヨハンナ・グリクセンの“伝統織り”の魅力を一緒に見ていきましょう。

 

 

 

手織りだからこそ生まれる、温かみ

昔話「つるの恩返し」に出てくるような大きなハタ織り機で、パタパタと地道に手で生地を織り込む昔ながらの手法で、ヨハンナ・グリクセンの生地はデザインされています。手で織ることが、ヨハンナのデザインでは欠かせないことだそう。
最終的には機械での生産になりますが、ノルマンディコレクションの緻密なデザインはすべて手織りで出来上がったものです。だからこそ、機械的でない温かな雰囲気をつくることができるのです。


▲テーブルクロスはヘリオスの初めての手織りサンプル。写真は若き頃のヨハンナグリクセン。

※現在Normandieシリーズの生地は、厳選された工場で機械織りで生産されていますので、手織りの技法では作られていません。

 

 

 

音楽が聞こえてくる生地⁉
たて糸はリズム、よこ糸はメロディ

たて糸とよこ糸のシンプルな組み合わせで、デザインをつくるフィンランドの“伝統織り”の技法。この手法でつくるからこそ、新しいものは生まれるし、その中に懐かしさも宿らせることができるそう。

「たて糸はリズム、よこ糸はメロディ」と表現したヨハンナ・グリクセン。
そう知ってから、もう一度ノルマンディコレクションを見てみると、生地から音楽が聞こえてくる気がして面白いです。


▲ヘリオスとドリスの手書きのデザイン画

 

 

たて糸はすべて同じ!
コレクションは5人家族という設定

ヨハンナ・グリクセンはこのノルマンディコレクションを「5人の家族」と言います。
その理由は、デザインが異なる5パターンの生地のたて糸がすべて同じだからです。


赤い線がたて糸の部分

よこ糸を変えるだけでこんなに違う表情を出せるなんて、驚きです!
5人家族というのもあって、それぞれのパターンの名前はギリシャ神話の神様の名前から名づけられました。生地に品番ではなく、名前を付けるヨハンナの行動から生地づくりへの愛情を感じます。

 

もともとは、船のデッキチェアの生地として

ノルマンディコレクションは1930年代に多くの注目を集めた豪華客船ノルマンディ号に由来します。今ではファッション用具に使われているイメージの強いノルマンディコレクションの生地ですが、もともとは船のデッキチェアに使うイメージでつくられた生地なのです。
ダブルフェイスと呼ばれる、裏表で二重に織る方法で頑丈につくられているため、大切に使えば10年以上も使えるほど。


▲豪華客船ノルマンディ号

 

 

まとめ

ヨハンナグリクセンの“ノルマンディコレクション”が懐かしく、馴染みやすく感じるのは、フィンランドの“伝統織り”が理由でした。

シンプルで美しい見た目と、長く使える丈夫さを兼ね備えた“ノルマンディコレクション”のアイテムたち。
小物からでもヨハンナ・グリクセンのモノづくりへの温かみが十分伝わってきます。手軽なものから取り入れてみて、ヨハンナ・グリクセンのある心地よい暮らしを体感してみてはいかがでしょうか?

 

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